“クラフト”の危うさ
クラフトビールとクラフトウィスキーのあいだ
Holyrood Distillery
この界隈はかつてはブルワリーがたくさんあった地域ということでした。
しかしウィスキーの蒸溜所があったという記録はないそうです。
建物などはそれっぽく昔ながらの小さい蒸溜所といった風情の佇まいです。
しかし一歩中に入ると…
現代的な雰囲気。規模も小さめなので最近のクラフトビール醸造場のよう。
Holyroodは特に幅広くいろいろなビール酵母はもちろん、ワイン酵母、日本酒酵母、テキーラ酵母まで。
さらに麦芽もロースト麦芽も使うなどクラフトビールの作りの現場を彷彿とさせます。
Port of Leith Distillery
エディンバラの港町LEITHのPort of Leith蒸溜所でも酵母を使い分けていました。
酵母による作り分け、さらには麦芽の使いわけ…
クラフトビールづくりの現場では当たり前のことですがスコッチウィスキーの世界にとっては新しい領域。
酵母を”意図的かつ積極的に”使い分けて作り分けをする感覚はウィスキーの世界では新しい試みではないかと思います。
ビールもウィスキーも同じ麦から作る酒ですが”づくり”は根本的に違います。
時々ビール作れればウィスキーも…その逆も…
みたいな話を見かけますが大嘘です。
しかしお互いのつくりに刺激を受けながら次世代に進もうとしているのは興味深い現象だと思います。
ビールは熟成工程、ウィスキーは酵母と麦芽の使い分けにお互い興味がありそう…
様々な試みは飲み手にとって楽しみでもありますが…
“クラフト”と言われればなんでも受け入れらる的なのはいかがなものかと思います。
とある著名なウィスキーの作り手さんから聞いた言葉
『形がないのは形無し、形破りは形があるからできること』
この言葉の意味するところを”クラフト”ということ以前にしっかりと理解し、
確認することの大切さを感じる昨今の”クラフト”ブーム。
珍しさ、新しさ、個性派…
こういうキーワードと”クラフト”を直接結びつけては本質を見失う。
GROWもまだまだではありますが、自ら常に確認しながら、いつも戒めながら、
慎重に形破りな世界を切り開いていきたいと思います。
埼玉・武蔵野ビールフェス in サクラタウン2024秋
『埼玉県内の17ブルワリーが入れ替わりで登場!』
2024年10月
12日(土)~13日(日) 11:00~18:00
14日(月祝) 11:00~17:00
会場:ところざわサクラタウン
詳細↓
https://tokorozawa-sakuratown.com/event/saitama-musashino-beerfes24a.html
川口市市産品フェア2024
お持ち帰り可
ボトル販売もします。
日時:2024年10月
25日(金曜日) ~ 10月27日(日曜日)
10:00~16:30(最終日は16時終了)
会場:川口オートレース場
詳細↓
https://kawaguchishi-shisanhinfair2024.jp/
<社員&アルバイト募集>
経験性別不問です。
働く時間、曜日も幅広く対応
①クラフトビール 醸造助手
②タップルームスタッフ
③バーテンダー @caskandstill https://1997caskandstill.com/
詳細・応募↓
https://beerq.net/recruit/192
<<<重要なお知らせ>>>
タップルーム営業時間の変更
10月中は毎日17時~23時といたします。
土日祝も17時開店です。
ご不便をおかけいたしまして申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
タップルーム毎日営業中
毎日 17時~23時
川口をクラフトビールで楽しいまちに♪
そして蕨、戸田もクラフトビールで楽しいまちに♪
Written by
ネイバー&ブラザーズ㈱
代表取締役 Publican 川本 将人
<プロフィール>
1969年 埼玉県川口市生まれ
1990年代初頭 学生時代のアルバイトでバーマンを始める
1993年 本業としてバーテンダーの道を歩みだす。
1990年代半ば モルトウィスキーに興味を持ちスコットランド各地を旅する
1997年 西川口でBAR CASK AND STILL を開業 https://1997caskandstill.com/
2008年 ネイバー&ブラザーズ㈱設立 代表取締役に就任
2018年 同社、GROW BREW HOUSE設立
社外では、2011年”CHICHIBU THE FIRST”リリース記念パーティの企画を行う。
その後ウィスキーイベントを川口で仕掛け、このイベントを秩父開催につなぎ『秩父ウィスキー祭』として恒例イベントとなる。
現在はNPO法人秩父ウィスキー祭理事を務め海外プロモーション、企画運営にたずさわる。