リアル・エール
スコットランドで初めてエール醸造場に行ったときに言われた一言
Beer doesn’t like travel.
かわいい子には旅をさせろ、ビールには旅をさせるな。
私が初めてリアルエールの出会ったは1990年代半ばにスコットランドに行った時でした。
今まで飲んだビールとは全く違う楽しみ方をするリアルエールとPUBに魅せられました。
まさに私の人生を変えたビールとの出会いです。
GROW BREW HOUSEでは現在3種類のリアルエール作っています。
IRON GETE Bitter
NK Black Porter
Leith Walk IPA
ほとんどが姉妹店CASK AND STILLで消費しますが一部は秩父のHighlander Inn 様に納品させて頂いています。
最近は少しづつイベントでも提供しています。
創業以来高々5年の短い時間ですが、英国のそれと同じようなものを作ろう!
との思いでやっていますが、結果は違うものが出来上がっています!?
先日、スコットランドで飲んでいて改めて思ったのですが、英国で美味いと思うリアルエールと日本で美味いと思うリアルエールは違う。
もちらろん、気候、天候、風土が違いますから当然です。
帰国して改めて自社ビールを飲んでみて感じたのは英国と同じを目指していたはずなのに日本で心地よく感じる合う味わいになじんでいく…リアルエールは日常的に味わって心地よい時間を過ごすためのもの。味わいやスタイルが最終目的地ではないのだと考えを改めました。
世界中の様々な地域でビールほど広く作られ、飲まれている酒は他にありません。
もっともグローバルな酒ながら、もっとも旅を嫌い、その土地でしか生きられない。
なるほど、ビールって『グローカル』な酒
この視点で今一度色々なビールを味わってみるとちょっと面白い。
リアルエール、長い間本場英国でも絶滅危惧酒。
最近は英国でもクラフトビールが多くなって、伝統的リアルエールも減ってきたかな!?という印象があります。しかし一部で細々とであっても生き残っていくリアルエールの緩くもシリアスな世界感をGROWも守っていきたいと思っています。
もちろん、NK流のリアルエールで。
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『ビアQ』に求人を出しています。
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タップルーム毎日営業中
月~金17時~23時
土日祝15時~23時
川口をクラフトビールで楽しいまちに♪
そして蕨、戸田もクラフトビールで楽しいまちに♪
Written by
ネイバー&ブラザーズ㈱
代表取締役 Publican 川本 将人
<プロフィール>
1969年 埼玉県川口市生まれ
1990年代初頭 学生時代のアルバイトでバーマンを始める
1993年 本業としてバーテンダーの道を歩みだす。
1990年代半ば モルトウィスキーに興味を持ちスコットランド各地を旅する
1997年 西川口でBAR CASK AND STILL を開業 https://1997caskandstill.com/
2008年 ネイバー&ブラザーズ㈱設立 代表取締役に就任
2018年 同社、GROW BREW HOUSE設立
社外では、2011年”CHICHIBU THE FIRST”リリース記念パーティの企画を行う。
その後ウィスキーイベントを川口で仕掛け、このイベントを秩父開催につなぎ『秩父ウィスキー祭』として恒例イベントとなる。
現在はNPO法人秩父ウィスキー祭理事を務め海外プロモーション、企画運営にたずさわる。